記事は最近のものですが、5月に起きた農機具の誤作動について書かれています。5月の G5の太陽嵐の記事はこちらなどにあります。
太陽活動の増加により一部の農業機械に悪影響が発生
wbtw.com 2024/09/06
Increased solar activity leaving negative effects on some farming equipment
アメリカ海洋大気庁(NOAA)の当局者は、現在、太陽フレアやコロナ質量放出がさらに多く発生する「太陽活動周期25」のピークにあると述べている。
こうした放電は、太陽光発電農業機器を含む一部の電子機器に障害を引き起こす可能性がある。
NOAA 傘下の宇宙天気予報センターのコーディネーター、ショーン・ダール氏は、太陽活動周期 25 のピークが今年後半か来年初めに起こると予想していると語った。同センターは、太陽活動が今後も続く可能性があると農家の人々に警告している。
ダール氏は、現在の太陽活動は 2003年以降、特に 5月の磁気嵐の期間に観測された最も極端な擾乱の一つだと述べた。
「地球には磁気圏と呼ばれる保護的な磁気バリアがあるため、地磁気嵐は地球の周囲で大きな磁気擾乱となります」と彼は語った。「太陽からの物体が地球に到達すると、特にその一部が地球の磁場に大きな擾乱を引き起こす可能性があります」
ダール氏は、太陽活動周期25が続く中、この深刻なレベルの磁気嵐は今年後半も続くと予想されており、農業機械に影響を及ぼす可能性があると述べた。
ダブルRファームのオーナー、ロナルド・ラボン氏は、5月に太陽の磁気レベルが G-5に達したとき、綿花畑で農薬散布をしていたところ、機器が故障し始めたと語った。
「何がおかしいのか分かりませんでした」とラボン氏は言う。
「分かったのは、数分間はまっすぐに走れるということだけでした。そして 20分、30分、あるいは何分か走った後、フィールドを走っていると、突然、左に曲がってしまうかもしれない、というような感じでした」
ラボン氏は、太陽フレアの最大の問題は、散布機の精度が落ちることだと語った。
彼の GPS は散布に正確な位置合わせをするため、軌道から外れると、農作物に過剰な散布をし、枯れてしまう可能性がある。
ダール氏は、太陽活動周期25のピークの時期がまだ不確定なため、近い将来、宇宙を通じた技術の故障が最終的には発生するだろうと述べた。