電力不足の渦中の中国で豪雨により炭鉱60カ所が操業停止。石炭先物価格は過去最高値を記録

 


中国で炭鉱60カ所が操業停止 電力不足に懸念

テレビ朝日 2021/10/13

電力不足が指摘されている中国で、大雨の影響で炭鉱60カ所が操業を停止しました。これを受けて石炭の先物価格が高騰し、最高値を更新しています。

中国メディアによりますと、山西省では10月に入って大雨が降り続き、これまでに15人が死亡しました。

175万人が被災して、1万7000戸余りに倒壊などの被害が出ているということです。

また、60カ所の炭鉱が浸水などで操業中止となり、石炭生産がストップしています。

この影響で、11日の中国の石炭先物価格は11%上昇し、1トンあたり1500元、日本円でおよそ2万300円と最高値を更新しました。

中国は電力の7割を火力発電に頼っているとされています。

しかし、東北部などでは停電が相次ぎ、電力不足への懸念の声がさらに高まっています。