インドのヒマーチャルプラデーシュ州で、5月としては過去最大の降雨量と、過去最低の気温が記録

 


5月の天候不順:記録的な雨量と、骨も凍るような寒さのヒマーチャルプラデーシュ州

himachalscape.com 2023/05/31

May twist: Record rain and bone-chilling cold grip Himachal Pradesh

7日間の降水量が 325%増加し、気温は 7℃低下した。

絵のように美しいヒマーチャルプラデーシュ州の丘陵地帯の 5月24日から 30日までの 7日間の降水量が、記録的な 325%増加し、気温は過去 7日間で史上最低値まで急降下した。

例年なら、花が咲き、そよ風が吹く 5月だが、前例のない降雨と骨も凍る気温がこの季節の常識を覆し、激しい雨と、かつてない寒さに見舞われている。

5月の 1ヵ月で、ヒマーチャルプラデーシュ州では平年に比べて 84%の超過という驚異的な降雨が発生した。

シルマウルは、週間降水量が 295%増加という驚異的な急増を見せ、地域を水没させたことで注目を集めている。ソランも 256% の超過降雨を目撃している。

降り続いた雨で気温も下がった。シムラー気象センター所長のスレンドラ・ポール博士は、5月に降り続いた雨のせいで気温が大幅に下がったと語った。州全体で最高気温が最大 7℃低下したことが記録された。これとは別に、最低気温も 4℃下がった。

観光客たちは、こうした予期せぬ気象条件に不意を突かれ、夏の服装では不十分であることに気づいた。観光客たちは今、朝晩の寒さに苦しんでいる。気象庁は観光客たちに対し、暖かい服装をし、高地に出かける際は注意するよう呼び掛けている。

この状況が展開し続ける中、地域の住民と観光客たちは最新の天気予報を常に最新の状態に保ち、異常な降雨と骨も凍る寒さに対処するために必要な予防措置を講じるよう求められている。