本来は稀な感染性胃腸炎のアストロウイルスの集団感染が栃木県で発生

アストロウイルスとは以下のようなもので、感染性胃腸炎の一種ですが、通常では検出率が著しく低いもののようです。そもそも流行期は本来は冬季ですし。

国立感染症研究所より)

> アストロウイルスは、主に乳幼児に感染性胃腸炎を引き起こすウイルスとして知られており、感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの中でも検出率は低いことも知られている。2010/11シーズン、2011/12シーズンの病原体検出情報においても、感染性胃腸炎の検体から検出されたウイルスの中でも2.5%前後であった。


“アストロウイルス”による感染性胃腸炎で園児・職員合わせて45人感染 栃木県安足地区の認定こども園

とちテレニュース 2023/06/02

安足地区の認定こども園で5月12日から6月1日までに、園児44人と職員1人がアストロウイルスによる感染性胃腸炎を発症したと、栃木県が発表しました。

おう吐、下痢の症状が出ていますが、県感染症対策課によりますと、アストロウイルスの症状はノロウイルスやロタウイルスに比べて一般的に軽いとされていて、今回は重症者はなく全員快方に向かっていて園は通常通り開いているということです。

県感染症対策課は、手洗いなどの感染症予防対策を呼びかけています。