この数日、アメリカの低緯度地域で観測されたオーロラは「全部赤いオーロラ」

 

3月23日 – 24日にかけてアメリカでオーロラが観測された地域

緑が緑のオーロラが観測された州赤が赤いオーロラが観測された州。
spaceweather.com

(参考記事) 「オーロラが人間を狂気に導く」という話から思う「太陽が地球に放ち続けるものとその影響の真実」
In Deep 2019年1月22日


オクラホマのオーロラ

spaceweather.com 2023/03/31

AURORAS OVER OKLAHOMA

3月23 ~ 24日の激しい地磁気嵐の際にオーロラが出現した米国の州のリストにオクラホマ州を追加する。「暗くなった時に、北の地平線に赤い噴火が出現し、肉眼で見ることができる柱になりました」と、州の南部から展示を撮影したポール・スミス氏は報告している。

3月23 ~ 24日にアメリカの他の低緯度の地域で見られたオーロラと同様に、オクラホマ州のオーロラはほとんどが赤だった。

通常、ほとんどのオーロラは緑色だが、オーロラが低緯度に広がると、ほぼ常に赤色になる。

簡単な理由がある。通常の緑色のオーロラは、地表から約 150 km 上空にある酸素原子から発生する。赤いオーロラも酸素によって引き起こされるが、150 km から 500 km の間のはるかに高い場所にある。

オクラホマ州のような比較的南にある場所では、緑色のオーロラはほとんどが北の地平線に遮られ、より高い場所にある赤いオーロラが観測されることになる。