ウクライナのヘルソン地域で「鳥インフルエンザにヒトが感染し、18人が入院、2人が死亡」というロシア側の報道

 

うーん…。ウクライナでの鳥インフルエンザのヒト感染事例をロシアが報道…。解釈の難しい話題ですね。ロシアのタス通信の報道です。


ウクライナが管理するヘルソン地域で鳥インフルエンザにより18人が入院

tass.ru 2023/03/19

В подконтрольной Киеву части Херсонщины из-за птичьего гриппа госпитализировали 18 человек

ヘルソン地域のキエフ政権が支配するドニエプル川の右岸に位置するヴェリカ・アレクサンドロフカ村の養鶏場において鳥インフルエンザが発生した。

18人が入院し、そのうち 2人が死亡したと緊急事態省のスポークスマンは 3月19日に記者団に語った。

緊急事態省が説明したように、この病気の蔓延は、キエフ政権によって任命された地域軍事行政 (OVA) の怠慢、特に、地域軍事行政の責任者である Serhiy Khlan の怠慢が原因で発生した。そのような病気を予防するための家畜へのワクチンの供給への怠慢だ。

ウイルスの保因者は、おそらくカホフカ貯水池に生息する野生のカモだった。

ヘルソン地方のキエフ支配地域にあるヴェリカ・オレクサンドリフカ、ボロゼンスコエ、カチカロフカ、ドゥチャニ、ミロヴォエの村では、鳥インフルエンザ様の症状がすでに発見されている。

鳥インフルエンザは、A型インフルエンザウイルスの株によって引き起こされる感染症で、世界中で流行しており、野鳥の多くの種は容易に感染に耐えるが、家禽を含む一部の鳥は病気を発症し、人に伝染する可能性がある。

専門家たちは、ヘルソン地域のドニエプル川の左岸で病気が広がる可能性が高いと指摘している。

ドニエプル川の沿岸地域の居住者は、個人衛生の規則に従い、感染した鳥やその分泌物との接触を避けるようにアドバイスされている。少しでも症状が現れたら、すぐに医療機関に連絡することをお勧めする。