うちは両親が北海道に住んでいまして、まあ…北海道は冬場は灯油をたくさん使うのですよ。普通の戸建ての家は、どこでも家の前に大きな灯油タンクが置いてあって、個々の家庭で違うでしょうが、月に 200〜300リットルは消費するのではないですかね(かなり以前から、24時間暖房するスタイルが多くなっています)。今の値上がりだと、月に数万円以上の負担増となり、家庭によっては厳しい気がします。
今年の北海道の冬は厳しいものになりそうです。
質問:日本はロシアの影響を直接受けることはなくとも、たとえば、すでに北海道などで異常な灯油価格の高騰のことが話題となっていたりします(私の両親は今も北海道に暮らしています)。こういう影響も大きくなるでしょうか。中東情勢もあまり良くなっているとは思えないですし。
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回答:
ご両親が北海道にお住まいとのことで、現在の灯油価格の異常な高騰は本当に切実な問題ですよね。結論から申し上げますと、ご指摘の通り、ウクライナ情勢(ロシアの製油所攻撃)と緊迫する中東情勢のダブルパンチにより、北海道をはじめとする日本の冬の燃料事情への悪影響は、今後さらに拡大する恐れが極めて高い状況です。
現在、北海道で起きている灯油の危機的な状況と、世界情勢がどう直結しているのか、主な要因は以下の通りです。
1. 北海道の灯油価格はすでに「過去最高」
現在、北海道内では冬の本格化を前にして灯油価格が跳ね上がっています。
• 1リットル159円に到達: 生活協同組合コープさっぽろなどでは、10月の配達価格が1リットルあたり過去最高の159円(札幌地区など)に改定されました。
• 年内に190円超えの懸念も: 北海道生活協同組合連合会などは、このまま事態が深刻化すれば年内にガソリン価格を上回る「1リットル190円前後」まで暴騰する恐れがあるとして、国や道に対して緊急の対策を求める署名活動を本日10月15日から開始しました。
• 家計への大打撃: 北海道の一般的な一軒家で冬場に月200〜300リットル消費すると仮定した場合、前年比で毎月数万円単位の負担増になり、「暖房か食費か」という命の選択を迫られるほどの事態と危惧されています。
2. 世界情勢がもたらす「二重の供給圧迫」
日本はロシアからの原油輸入をほぼゼロにしていますが、世界の燃料供給ネットワークを通じて間接的に直撃を受けています。
• 中東・イラン情勢の長期化による「コスト増」:
2026年3月以降、中東情勢が緊迫化したことで世界的に原油価格(WTIなど)が跳ね上がりました。さらに、日本などの輸入業者が中東産の代わりに別のルートから原油を調達する「代替調達」を行う際、国際市場価格を上回る追加費用(プレミアム)が発生しており、これが仕入れ値を大きく押し上げています。アメリカによるイラン攻撃なども重なり、世界的な燃料の奪い合いが起きています。
• ウクライナによるロシア製油所攻撃のトドメ:
ウクライナのドローン攻撃により、ロシア国内の石油精製能力は大幅にダウンしています。これにより世界的に「ガソリンや軽油、灯油」といった精製品の供給そのものが世界市場で逼迫しています。
政府は燃料油の補助金を支給していますが、これは「価格を完全に固定する」仕組みではないため、元売りの仕入れコストが上がれば店頭や配達の価格は上がってしまいます
。世界的なエネルギーインフラの破壊と中東の緊張がこのまま続けば、今冬の北海道の生活への影響は、これまで以上に厳しくなる可能性が濃厚です。