デルタ株とオミクロン株の両方の性質を持つ「デルタクロン株」がキプロスに登場

 

(※) キプロスの現地報道は以下にあります。

Coronavirus: New variant discovered in Cyprus
コロナウイルス:キプロスで発見された新しい亜種


重症化リスクの高いデルタ株+感染力強いオミクロン株…「デルタクロン」が登場

中央日報 2022/01/10

地中海の島国キプロスで新型コロナの変異株「デルタ株」と「オミクロン株」が結合した変異ウイルスが発見され、「デルタクロン」と名付けられた。

9日、ブルームバーグ、フォーブスなどによると、キプロス大学生命工学科のレオンディオス・コストリキス教授は「わが研究チームはデルタとオミクロン株が組み合わせられた『デルタクロン』事例25件を発見した」と明らかにした。また、「この結合変異はデルタ誘電体に、オミクロン株と類似した遺伝子の特徴を持っている」と説明した。

研究チームはデルタクロンの感染比率は入院していない感染者に比べて新型コロナによって入院した患者の間で比較的に高かったと伝えた。ただし、まだデルタクロンの感染力、ワクチン回避力、致命率など具体的な特性は明らかになっていない。

コストリキス教授も「今後デルタクロンがさらに伝染性が強いのか、またはデルタ株やオミクロン株に勝てるかを見守る予定」と話した。一方で「個人的な見解では、デルタクロンは伝染性の強いオミクロン株に代替されると考える」と見通した。デルタより感染力が2~3倍強いオミクロン株は全世界の所々でデルタを抜いて優勢株になっている。デルタとオミクロン株の結合変異もオミクロン株を凌駕できない可能性もあるという意味だ。

研究チームは追加調査のためにデルタクロンの塩基配列25件を7日「GISAID(鳥インフルエンザ情報共有の国際推進機構)」に送った。GISAIDは新型コロナの変異ウイルスを追跡している。

高麗大学九老病院感染内科の金宇柱教授はデルタクロンについて「デルタからオミクロン株に優勢株が変わる過渡期で2つの変異の同時感染者が発生し、2つの変異ウイルスが再調合されたと見られる」と説明した。また「2つの変異が同時流行する地域でこのような報告が続く可能性があるが、カギはデルタクロンが変異間の競争で生き残って人類に脅威となるかどうかだ」と強調した。

感染力が強いオミクロン株とオミクロン株より比較的に重症化リスクが高いと知らされたデルタ株が結合してさらに危険な変異になるのではないかという質問に金教授は「最悪の場合、そのような可能性もあるが、デルタ株とオミクロン株の中でもどの部位が結びついたのか塩基配列の分析がさらに必要だ」と答えた。

最近フランス・マルセイユでは突然変異46個を保有した新しい変異ウイルスが発見されて世界保健界を緊張させた。フランスの感染症研究機関IHUの研究チームは「B.1.640.2」と名付けられたこの変異事例12件を発見した。この変異に関連して、WHOは「大きな脅威のように見えない」という見解を出した。