終末CDR(カウントダウンロック)

終末CDR16:「平和のために殺せ」… ザ・ファッグス / キル・フォー・ピース(1966年)

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ザ・ファッグス
the-fugs

 

最近、ふと気づくと「知らぬ間に口ずさんでいることがある」という歌がありまして、それが今回ご紹介する「キル・フォー・ピース」という1966年の曲です。日本語にすれば、「平和のために殺せ」というような意味だと思いますが、こんな深そうな意味のタイトルの歌のプロモの作りが安いこと安いこと・・・。

でも、なぜか頭に「こびりつく」かのように、この「キル キル キル・フォー・ピース」というメロディが口について出るのですよね。

いい歌ということなのでしょうか(苦笑)。

The Fugs – Kill For Peace (1966)

https://www.youtube.com/watch?v=HuAcvKcg0RM

 

ちなみに、Wikipediaによれば、

> ファッグスは1960年代のアメリカ合衆国ニューヨークの現代詩人三人によるフォーク、ロックバンドである。

とのことで、詩人たちによるバンドなのだそう。

それにしても、このプロモを見ていますと、1960年代のアメリカは、何だかんだと今よりはるかに平和だったことがわかります。

プロモは、モデルガンの自動小銃を持ったメンバーが、銃を持ってワシントンらしき町をうろつくという内容で、周囲の背広の人々はプロモでは笑っていますが、今なら笑われないような気がしますし、それどころか、下手すると撃たれちゃいそう。

まあ、今はこの「平和のために殺せ」というフレーズが「洒落にならない」レベルにまで肥大していますしね。

 

どこの国の人だって「自分の国が良くなりますように」と生きてきたのかもしれないけれど、良くなった国ってないような・・・。

 

たとえば、日本人も、みんな「日本という国が良くなればいいな」と思っていたけど、今みたいになっちゃった。

アメリカ人だって、みんな、「アメリカという国が良くなればいいな」と思って、いろいろなことをしてきて、結局こんなんなっちゃった。

 

そして、音楽を含む「自由な表現」というものは今、敗北したのかもしれません。

それらは「何か」によって掻き消されようとしています。

もうじき完全に掻き消されるのだと思いますが、それもまた、ひとつの宇宙の在り方でもありそうです。

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