フリーでGO! 中野・狂乱ナイト1 - メイドバー編
先日、東京・中野のキャバクラに久しぶりに行ったのですが、そのキャバクラ体験よりも「現在の中野のディープな現状」を知るいい一晩となりましたので、書いておきます。
先にその日のルートを書いておきますと、
1. 居酒屋
2. 別の居酒屋
3. キャバクラ
4. 別のキャバクラ
5. 焼肉
6. メイドカフェ
7. 中国人マッサージ
となります。
これを見て、「1」〜「5」あたりまではまあよくある光景だと思いますが、「6」のメイドカフェで「ん?」となり、そして「7」の中国人マッサージで「ん? ん?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、そういうルートでありました。
中野に着いたのが午後7時、中野を出たのが午前6時頃でしたから、11時間近く遊び回っていたということになります。
この日は1年ぶりくらいに会う友人たち(女性含む)と飲むのが中野訪問の本来の目的で、私としても2〜3時間軽く飲んで帰ってくるはずだったのですが、結局、途中ATM一回を含む強烈な豪遊ナイトになってしまいました。
さて、「1」と「2」の居酒屋は飛ばしましょう。
そして、本来のこのコラムならキャバクラに関係した「3」と「4」の話を書くことになるのが普通なわけですが、今日はそれも飛ばしましょう。
それぞれが未体験ゾーンで、なおかつとても面白かった「6」のメイドカフェと「7」の中国人マッサージのことを書きたいと思います。
ちなみに、キャバクラ自体も相当良かったです。
中野のディープブルーという店と、シルエットという店に入ったのですが、どちらも高いレベルの女の子たちがつきましたし、店のシステムもまあまあでした。
その証拠にどちらの店でも最初の女の子を場内指名しています。
メイドバーというものを見つけ
2件のキャバクラをハシゴした後に、友人が奢るというので焼肉屋に行き、そこで今の店の思い出話などをしていました。
時間はすでに午前3時くらいで、基本的にはこれで締めて帰るつもりでした。
何しろ居酒屋2件で私ひとりだけでも、焼酎の720mlボトルを一本と半分。キャバクラでもそれなりにウイスキーなどを飲んでいて、もう相当酔っていましたし、体力的にはもう限界な感じでした。何度か書いていますが、私は相変わらずどれだけ飲んでも周囲から見るとそんなに酔っていないように見えるみたいで、それはつまり「この人は酔ってはいるけど、そんなにベロベロではないんだろうな」という感じらしいです。
しかし、実際はもうベロベロなのです。
このことがこの日のこの後の行動を決めたといってもいいでしょう。
焼肉屋を出て街中を歩いていると、「メイドバー」と書かれた看板がありました。
「ほう、メイドの店か」
「メイド喫茶とかメイドカフェとかって入ったことないんだよな」
「俺もないよ」
「こんな時間までやってるんだね。もうすぐ朝だよ」
「お酒も出すんだね」
ちょっと考えた後、私は店の階段を上りました。
友人が、
「おいおい、入るのかよ」
と言ってきました。
「まあ、この際、メイドも体験しておきたいし。それにこの時間でやってるならキャバみたいなもんじゃない?」
と、入ることにしました。
友人も渋々といった感じで入ってきました。
階段を上り、店に入ると、
「いらっしゃいませ、ご主人様〜♪」
という女の子たちの声が。
「うほ!」
「これが噂の "いらっしゃいませ、ご主人様"か!」
一度これを聞いてみたかったので、これだけでも相当満足しました。
店内は喫茶店風の作りで、メイドの格好をしたウエイトレスさんは2〜3人ほど。他にカウンターの中にも女の子がいます。
キャバクラではなく、あくまでもメイドカフェの延長ということのようです。
メニューにはお酒もたくさんあり、値段もグラスワインが500円とか、チューハイも600円くらいという、やや高い居酒屋程度の値段。
席に座り、チューハイを注文して少し店内を見回してみました。
店は混んでいます。
当然というか、全員男性。客年齢は若く、二十代中盤くらいから上でも三十代そこそこ。
我々は明らかに最年長でしたが、酔っているせいもあって、特に違和感は感じませんでした。
非常に特徴的だったのは、お客さんたちがメイドさんたちとは関わらずに自分たちだけで何かしているという感じの構図で、たとえば、店にはダーツがあって、それをみんな交代で延々とやってみたりしています。顔見知りってぽい人たちが多く、常連が多い感じ。
一人客も多いのですが、メイドさんの数からしても、満遍なく席を回れるというわけでもなく、本当に「ひとりでいるだけ」の状態になっています。
お酒も飲んでいない人が多く、何か食べたりしています。
「何が楽しいんだろう」
素直にそう思いましたが、まあ、こういうのが今風ということなのかもしれません。
時代時代でいろいろな流行があります。
しばらくして、ウエイトレスさんのひとりがやってきました。
大変可愛らしい女性で、話し方は例の「ご主人様は××なさいますか?」口調で、なかなか最初は対応に苦慮しましたが、何のキッカケか、その女の子と私の友人の間で、激しく会話に火がつき始めました。声優か何かの話で気があったようです。私はそのあたりのことは何も知らないので、相変わらず店内を見回していました。
やはりとても不思議な光景に見えます。
淡々とダーツに興じる若者たち。
メイドカフェではあるけど、基本的にメイドさんたちに構う者はなし。
うーん・・・。
というわけで、一応入ってみたのでもう十分でした。
みれば、友人はメイドさんとカラオケなど歌っていて、それなりに堪能しているようです。
まあ、しかし、基本的には、我々中年に馴染む場所ではないようです。
値段はとても安く、居酒屋などで休憩するよりお手頃価格でした。
街角の女性の正体は
さて、今度こそ帰ろう。
駅に向かって歩いていると、駅まであと1分くらいの場所で何人かの女性がまばらに立っている姿に遭遇しました。
そして、私たちが通りかかると、
「マッサージどうですか?」
と声をかけてきました。
発音からすると日本人ではないようです。
「わあ、中野にも今はこんなのがあるんだ・・・」
説明するまでもないと思いますが、当然、マッサージが主軸ではなく、その先にあるサービスが主軸なわけで、東京では繁華街ではよく見る光景ですが、中野でもあるとは知りませんでした。中野では以前はこんなにストレートに声をかけてくる女性はいませんでした。
私はこういうものの実態をまったく知りません。
というか、変にキレイな話になりますが、ここ20年くらいは風俗と名がつくものとは完全に無縁なのです。
バンコクの夜などを読んでいただいてもわかるかと思いますが、最前線にいても実際に売った買ったに首はつっこまないのです。
理由はいろいろとありますが、まあ、そのあたりはどうでもいいでしょう。
ただ、基本的にこういうことには興味もあるし、そういう女の子たちも好きなので、街中で立っている女の子なんかとはよく話をします。特に酔っぱらっている時などは、日本語で声をかけられたら、話をすることはわりとよくあります。
そんなわけで、今回も相当酔っていたせいもあって、声をかけてきた女の子と話をしました。
ちょっと緊張した感じの笑顔で話す女の子で、年齢は聞きませんでしたが(あるいは聞いていても忘れた)、二十代前半〜中盤くらいでしょう。
「どこの国の人ですか?」
「中国です」
「マッサージってどこで?」
「すぐそこです」
「ホテル?」
「いえ、部屋があります」
「部屋?」
ここで突然、私はまた冒険心が出てきてしまいました。
もともと酔っぱらうと好奇心と冒険心が止まらなくなるタイプで、朝起きて後悔することも多いのですが、今回も酔っていたせいもあり、また冒険心が出てきてしまいました。「部屋」というのはどんな部屋なのだろう。
「いくらなの?」
「3000円です」
「それはマッサージ代でしょ?」
「はい、そうです」
「マッサージ代以外はいくらなの?」
「・・・それは・・・えーと・・・・マッサージ代は3000円です」
道路では言っていいことと言ってはいけないことがあるようです。
「じゃあさ、もし、マッサージだけで帰ってきた場合なら3000円だけで済むの?」
「え?」
「だから、きみと一緒にその部屋に行って、マッサージだけで終わって帰ってくることはできるの?」
「それは・・・ちょっと待っててください」と言って、彼女は少し離れたところにいる女性に何かを聞きに行きました。
そして、戻ってきて、
「はい、できます」
と答えました。
横では、友人が「ん?」とした顔でこちらを見ています。
どうやら私が一緒に行こうとしているフシがあることに気づいたようです。
「おいおい。まさか・・・」
「なんか、この人がね、3000円だけでいいって言うし」
「んなわけないだろ。ダメだよ、そんなの」
「大丈夫大丈夫、オレひとりで行くから。どうせもう解散のはずだったし」
「えーでも・・・」
そして、私は、中国人の彼女に向かって、
「じゃ、行きます」
と宣言し、彼女の後ろにつきました。
私は酔っているとはいえ、友人に迷惑をかけるのもよくないと思ったので、やんわりと挨拶して、その場でわかれました。
友人はビルの前までついてきましたが、そこで分かれました。
私のことをよく知っている彼は、こういう時に私を説得しても無駄なことはわかっているようでした。
よくわからないシステムの建物の中にひとりで入ろうとしている泥酔者の私・・・。
さて、どうなりますでしょうか。
長くなったので続きは後編に書きます。
» 中野・狂乱ナイト その2