【連れ出しコール】
そして、ほどなく2時間が過ぎました。
問題はここで起きました。
2時間経ったことを告げにチーママがやってきたのですが、彼女は「連れ出し料は500バーツ(1500円)になります」というようなことを言い出したのです。
なんと、このお店は連れだしOKの店だったのです。
私とSくんは絶句しました。
何度も書くのもなんなのですが、私たちは飲みに来たのであって、女性を連れ出しに来たわけではないのです。
そこで、私たちはきちんと「我々は女の子を連れ出さない」とチーママに宣言したのですが、彼女は「え? そうなんですか?」というような素振りを見せたような気がします。
それよりも更に表情が変わったのがSくんについていたアンさんの方でした。私はあまりよく覚えていないのですが、Sくんによると「突然、表情が硬くなって、怒ったような顔になった」らしいのです。
私のナットさんの方は怒った顔は見せませんでしたが、でも笑顔は消えていました。
そして、
「私 知ってる 私 顔ダメ だから 私 ダメ」
のようなことを言い出してしまうではないですか。ナットさんは自分に魅力がないから連れ出してくれないということを切々と言い出してしまっているのです。
それは違う。
それは違うのです。
我々はどんな美人だろうが、どんなにいい子だろうが、お店から女性を連れ出してセックスをするつもりはないのです。ナットさんは私にとっては魅力的には十
分な女性でした。しかし、だからといって連れ出して何かしようとは思ってはいないのです。それを説明したくとも、難しい日本語は通じません。
どうしたらいいのだろうと思いました。
「オレたち 悪いと思ってる 何か他にしたいことないか」と言ってみました。
そうしたら、ナットさんは「ごはん食べたい」と答えました。
「じゃあ、明日、おいしいごはん食べよう。それでいいか」と私がいうと、それでいいと言ってくれました。
実はナットさんのいい人ぶりについては、いくら書いても書き足りないくらいのものがあるのですが、それはニュアンスの問題にも繋がるので、うまく表現することができません。
まあ、いずれにしても、明日、同伴出勤をすることを約束して、お店を出ることにしました。
結局、お勘定はふたりで8千円程度だったと思います。
ボトルを入れての値段としては確かに安いと思いました。
お店を出ました。